言霊実験―桃は答えを知っている

8月半ばにFacebook上で、衝撃の写真を見かけました。

「ありがとう」「ばかやろうう」という紙に書かれた単語が、

桃の腐り具合に影響を与えたという実験です。

これは有名な江本勝さんの「水は答えを知っている」の「言霊実験」の同工異曲ですね。

 

「水は答えを知っている」では、水に「ありがとう」「ばかやろう」など、ポジティブorネガティブな言葉を聞かせた後凍らせ、結晶を電子顕微鏡で写真に撮るというものです。発売と同時に大ベストセラーとなりました。

結晶写真はため息が出るほど美しく、大人の絵本としても楽しめる写真集となっています。

 

一般人は、超低温で水の結晶を作ることも電子顕微鏡写真を撮ることもできません。だから「追試」はできません。ところが、桃を使って、腐り具合を見る、というやり方ならば、誰にでもできるではないですか!

ムラムラとやりたくなって、実験してみました。

【8月20日 実験開始】

近所の八百屋で、4個399円の桃を1皿買ってきました。

 

場所は自宅リビングの出窓。南西方向ですが、ベランダの庇が深いため、直射日光は当たりません。ほとんど冷房を入れないので、かーなーり暑い毎日です^^;

 

元実験では、「ありがとう」「ばかやろう」の紙は隣り合って並んでおり、「もしかして、置かれた位置による、温度や日当たりの影響では?」という疑問もあったので、位置はランダムとし、時々場所を入れ替えることにしました。

【8月22日 実験2日目】

 

Facebookで公開したので、インターナショナルを意識して、英語表記も追加しました。

 

なんと、「ありがとう」の桃1個(写真左奥)が傷みはじめているような…?(涙)

【8月24日 実験4日目】

 

ありがとう桃の1つ(左手前)に続いて、ばかやろう桃の1つ(右手前)も傷みはじめています。

 

位置は、1日2,3回、ランダムにシャッフルしています。

【8月26日 実験6日目ー終了】

 

最初に傷み始めたありがとう桃(右手前)は一部黒ずんで発酵臭がし始めたので、ここで実験打ち切りとすることにしました。予算399円のショボい家庭実験のため、「もったいない」ので、犠牲が大きくならないうちに食べることにしたからです。

 

二番目に傷みはじめたばかやろう桃(右奥)も順調に?傷み続け、ここで救わないと食べられなくなりそうでした。

 

もう一つのありがとう桃(左手前)も少し傷み始めました。

もう一つのばかやろう桃(左奥)は最後まであまり傷んでいません。

【結果】

Facebookで見かけた元実験を裏付けることはできず、ひいては「水は答えを知っている」言霊には波動があり、物質に影響を与える」という仮説も証明することはできませんでした。

聞いた話では、この記事に影響を受け、同じような実験をした人はたくさんいたらしいですが、結果が出なかったり、反対の結果が出たりと、どうも「追試」はあまりできていないようです。

 

同じ皿の桃だったとはいえ、完全に同じ熟し具合であったわけではなく、「もともとの熟し具合が結果に影響した」と思われます。

たった4個の桃ではサンプルが少なすぎ、「科学的」な実験としては無意味でしょう。

 

【考察】

しかしこの実験をやってみて、大変楽しかったです。

Facebookで写真を公開したので、読者はほとんど知人友人だけですが、皆さんとても面白がってくれました。

 

「実際に確かめてみる」ということが、こんなに面白くワクワクするものだとは、予想以上でした。確かめるということは、「当事者」になるということです。どんな結果だろうと、自ら関わるということがエキサイティングなんですね。

そして、何に関しても、私はそういう趣味志向のある人間なんだな、ということも認識しました。要するに、好奇心型、行動型です。疑い深く、何でも鵜呑みにはしないけれども、かといって「常識的」「当たり前」の観点から、簡単に否定もできない。いつもグレーゾーンに立ちつつ、自分で確かめてみたいのです。

 

また、友人の一部からやネット上で、「食べ物を粗末にしてもったいない」「常識で考えればそんなわけない」「実験するなんてバカじゃないか」などという、批判、反論、ご意見などが上がってきました。

電子顕微鏡実験なら外野でワイワイ言うしかないですが、この実験なら簡単に自分でできる。自分で確かめもしないで「素晴らしい」と感動したり、「ありえない」「詐欺だ」と否定したりできるものだろうか?

私には常識で考えられないような体験をしている方々が回りにたくさんいるので、「常識で考えればそんなのありえないでしょ」という声は届きません。文部科学省などが躍起になって「自ら 考える力を育てる」などと謳っていますが、社会のイノベーション(革新)は「常識からはみ出した発想が作る」などと奨励されていますが、いざ社会人になってみると、そんなお題目は建前で、「常識からはみ出す」ことは「いい年の大人」達から嘲笑される、ということも分かっています。

それでもいいから、私はそっちチームでいたい、ということを、この実験を通して認識しました。私はドンキホーテでありたい、みたいです(笑)。

 

つまり「言霊実験」は、結果的に自分自身を知る実験となり、「科学的であること」「事実と証明すること」「常識的に考えること」などなどについて、考えるきっかけとなりました。

 

また「書いた言葉よりも、かけた言葉や心の中の声が影響を与えたのでは」という意見もありました。それはもっと実験の「設定」を変えなくてはなりませんね。試してみる課題になりそうです。農家の方から、「言葉かけで作物の成長が違うってほんとにあるんですよ」という貴重な生の声もいただきました。

今回の結果は出ませんでしたが、「言霊パワー」仮説は捨ててないので、また別の形で確かめてみたいです。

 

高校生の息子たちからは「今度は何やってるの?」「バカじゃない?」と白眼視。夫もあきれ果てていました。構うことはないね。

よく熟した桃は、美味しかったです♪

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